FK Tokyo 通信
11/17(木),20(日)ATMレッスンご案内~「片側の股関節の動きを十分に味わう」
レッスンテーマ;「働くシリーズ」小さな違いをとらえる
ー「片側の股関節の動きを十分に味わう」
右の足、膝を動かし、右の股関節へ向かってどのように影響していくかを探索していきます。
右側の股関節、脚、背骨、胸郭で起きた過程を観察し、「違い」を感じていくと、
反対側の股関節、脚、背骨、胸郭もそれを「知りたーい」となって、情報が反対側へと
つながっていき始めます。
股関節の柔軟性、滑らかさが、腕を使う時、座っている時、体重を移動して歩く、
走るといった時など日常のあらゆる動きとの関わりを見つけてみてください。
初めての方、パフォーマー、スポーツをしている方、何かを指導している立場にある方、障害をお持ちのご家族や介護の必要な人をささえている方、ご自身の動きを改善して自分のやりたいことを上達したい方、日々の生活をより快適に過ごしたい方、どんな方でもでご参加できます。
11月17日 (木) 10:15 AM – 11:45 AM
プラクティショナー サノケイコ
サノケイコのFIレッスン(個人レッスン)のご案内 *
ご希望の日時をご相談の上、決めさせて頂きます。からお申し込み頂けます。
ツダユキコからのReport~「知っている」を気づきの始まりに 動きの探求」
4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けするという企画をいたしました。
第4号-10月は、ツダ ユキコからお届けいたします。11月はサノケイコが担当いたします。
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ツダユキコから10月のおしゃべり
「知っている」を気づきの始まりに 動きの探求」
習慣化された動きを変える時
私達は、動きのパターンをいくつも学んできて、意識せずに組み合わせて使っています。
そのお陰で、同時に多くのことをこなしていけると思うと、脳の偉大さを感じます。
そんな無意識な動きですが、悪い習慣になってしまった動きを見直したい、改善したいときは、
どうしたらいいでしょうか?いったん身に付いてしまったパターンから抜け出すことは、
なかなか難しい。分かっているけど止められないのが、癖ですから。
フィードバックを繰り返し、脳は進化を続けている
モシェの研究してきたレッスンの動きは、習慣的な動きが抑えられる様に工夫されています。
その「習慣的でない動き」の感覚が、脳にとってとても重要で、受け取った情報は、
次の運動の指令に活かされていきます。脳への情報、更新と指令が繰り返されることによって、
脳は進化し続けて、自然と動きの改善へとつながっていきます。
フェルデンクライスのレッスンの魅力
レッスンを重ねていくと、カラダの状態を受け止めることが容易になって、
より活発に脳へのフィードバックが進んでいきます。
大切なの事は、頑張らず、動きを楽しんで、自身の感覚や、気づきを大事にしていくこと。
筋トレや、動きを矯正するトレーニングとは大きく異なるところです。運動に弱い方、苦手な方など、
自分に合った動きで参加できるのも、もう一つの魅力です。
プラクティショナーは、動きを通してからだに注意を向けていただけるように、お手伝いをさせていただいています。
澄まして 感じて よりよい動きへ
LessonSumasu澄 ツダユキコ
なみかわ ももこからのReport~ATMレッスンの7つの約束
4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けするという企画をいたしました。
第3号-9月は、なみかわ ももこからお届けいたします。10月はツダ ユキコが担当いたします。
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【ATMレッスンの7つの約束】
*基本的なATMレッスンは床の上に寝て行います。(座って行ったり、立って行うものもあります)
プラクティショナーの声の導きによって、自分の身体を動かしていくレッスンです。
《そんなATMレッスンには、7つの約束があります》
♪お手本がない→自分なりの良い動きを見つける
♪身体に注意を向ける→自分の身体のイメージを詳しく描いていく(スキャン)
♪チカラをなるべく減らす→違いがわかる
♪ゆっくり行う→ 自分にとって快適なペース
♪変化を見つける→変化を予測しない
♪途中で休憩する→休みを挟みながら新鮮な気持ちで行う
♪頑張らずに楽しむ→ゆっくりとした呼吸で自分の動きを楽しむ
脳は、運動神経を使って感覚からの情報を集めて、それに反応して新しい動きの指示を出しています。
これはまさに赤ちゃんが動きを学ぶプロセスなのです。
ATMの7つの約束は、この脳への情報収集にとても深く関わっています。
ATMレッスンでの脳へのアプローチにより、私たちは最小限の力で効率的に動くことができるようになっていくのです。
約束を守って、自分に注意を向け、自分で気づき、変化を楽しんでレッスンを受けると、
自分が確実に変わっていくのが実感できます。
大人になるにつれてパターン化されてしまった動きや癖を脱ぎ捨て、赤ちゃんに戻ったつもりで、新たな動きによって自分自身を解放してみましょう!
プラクティショナー なみかわ ももこ
佐藤英行からのReport-自動販売機化
4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けするという企画をいたしました。
第2号-8月は、佐藤英行からお届けいたします。9月はなみかわ ももこが担当いたします。
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最近非常勤の職場で「マニュアルを作ってくれ」との依頼を受けることが多い。
どの業界でも「業務についての決まったマニュアルが存在し、それに沿った業務を実行している」という記録を残すこと求められている。
老人介護の世界でも例外ではない。
しかし、我々が扱っているのは「いろいろな障害や、様々なバックグラウンドをお持ちのお年寄り」なのだ。
そんな人たちをマニュアル通りに扱えるのだろうか??
リハビリ業務のマニュアルだけでなく「○○さんの××の仕方を手順化してほしい」という依頼も来る。
確かにそれで介護業務の80%くらいは上手くいくのかもしれない。
「業務をこなすのに忙しすぎるから、簡単で安全な方法が知りたい」とのことなのだろう。
現場では「出来るだけ早く、誰にでも簡単に安全にできること」が望まれている。
「じっくりと考えて結論を出していたら間に合わない」のかもしれない。
それならば80%くらい上手くいく方法論を提示して、それにすべてを押し込んでしまえば、何とかなってしまうということなのだろう。
このような傾向は治療の世界にも垣間みられる。
たとえば「鍼灸」の世界では「特効穴」なるものが良く好まれるのである。
曰く「頭が痛いときには○○のツボが効く!」「腰痛には○○のツボが効果的!」というやつだ。
…しかし、よく考えてみてもらいたい。
人間の身体は「自動販売機」ではないのだ。
「○○を押せば××が出てくる」というほど単純には出来ていない。
そんなプラス・マイナスのような「デジタル思考」で治療ができるほど簡単ではないのだ。
もしかしたら東洋医学が持つ「神秘性」を強調しすぎているだけなのかもしれないが、言ってしまえば「出来るだけ早く、誰にでも簡単に安全にできること」を望んでいるにすぎない。
そんな思考を押し進めてしまえば、それに「外れたもの」は「存在しないもの」として扱われてしまう。
しかし「外れてしまったもの」こそが「解決すべき問題点」であるはずだ。
すべての行動にマニュアルがあり、それに沿って動く「自動販売機」のような存在が望まれる。
もし「自動販売機」になってしまうことで「幸せ」を感じるのなら、それはそれで良いのかもしれない。
そうすることで自分は「満ち足りて、有能で、教育があり、幸福で、創造的だ」と思えるのであれば、不満はないのかもしれない。
しかし、もしもあなたが「これって、なんか違うのかもしれない・・・???」と感じてしまったら、そのときからあなたは「外れてしまったもの」になるのかもしれない。
そんなときは「はたして自分が何をやっているのか?」をもう一度振り返り、自らの思考と行動を一致させることで、ある程度は進む方向が見えてくる。
そんなときこそ私は、フェルデンクライスのレッスンを受けることをお勧めします。きっと「何か」が見えてきます・・・・。
プラクティショナー 佐藤英行
何か一つの違いが全体の動きと結びついている
「座って腕を使うー2」のレッスンで感じたこと
座って腕を使う-1と同様、骨盤と頭の動きを、仰向けの状態で探索していき、腕との関係を試してみました。
受けてくださった方から
座った時により広い面で座っている感じ
歩くと、頭が楽に動いているのを感じる
動きの指示と自分のやっていることが、上手くいっていないようだが、どのようにすればよいかがまだわからない
レッスン後、こんなコメントもfacebookから一部をご紹介
今日は久しぶりにフェルデンクライスのATMレッスンに行きました。
骨盤と頭を動かす内容でしたが…ものすごい変化を実感しました!
夕方のバレエレッスンで他の人に「背伸びた?」と聞かれ、先生には「ポジションによく入ってる!」と言われ、自分でも股関節が普段より開いてるのが分かり、腕が長く感じて…
あらゆる動きの経験によって、違いに気づきやすくなり、すぐには答えを見つけられなくても、
自然に自分自身でどのように改善できるのかを導き出せるようになります。
ひとつ何か違いを見つけると、それが全体へと広がっていくことも実感するようになります。
プラクティショナー サノケイコ