自分の内部で起こる感覚と意識すること
2月に「感覚の目で全体を捉える」のレッスンを行った。
このレッスンでは、股関節から脚のラインを意識しながら、努力感なく全体を動かすように動いていきました。
受けてくださった方からは、
・股関節のイメージが変わって、股関節からまっすぐ脚があると思っていたのが、ちょっと外にでているんだとわかった
・いつもしっかりして立っている感じだが、今日はふんわりしている
・肩の力が抜けている
・股関節の自己イメージが変わったので、歩く時に股関節の動きのイメージも変わった
私自身も教えながら、楽しいレッスンであり、自分自身でも股関節の感覚が今までと明らかに変わった
知っていると思っていることを改めて、意識しながら自分自身の内部に起こる感覚に注意をむけていったことが、股関節のイメージに変化をもたらしたのだろうと感じさせるレッスンでした。
フェルデンクライス身体訓練法(著モシェ・フェルデンクライス)覚醒した意識についてご紹介します。
「自宅の階段を、自分が何をしているかを充分に意識して上がることはできるが、それでも何段あったかは気づかないものである。
何段あるかを知るには、もう一度引き返して、注意を集中して自らに問いかけ、階段の数を数えなくてはならない。
覚醒した意識とは、意識の中で起こっていること、あるいは、意識している時の自分の内部で進行していることにたいする認識をともなった意識である。」