サノ ケイコからのReport~雑誌「セラピスト」の取材経験で
4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。
第17号-2017年11月は、サノ ケイコからお届けいたします。12月は、佐藤 英行が担当いたします。お楽しみに。
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「セラピスト」12月号のボディーワーク入門の特集で、フェルデンクライス メソッドを紹介して頂きました。
今までに、モデルとして撮影などに参加したことはありましたが、
今回は自分自身が取材を受け、モデルさんに動きの指示をしながら、撮影をするのは初めての体験でした。
取材を受けている時に、フェルデンクライスについて、どのように伝えるかを改めて学んだように思います。
とりとめもなく話したことを、編集者がうまく文章にまとめてくださいました。
与えらえているページ数が決まっている中で、どうやさしく伝えるかを経験しました。
一般的には、どのような効果があるかというような結果をすぐに求めらるということがあります。
でも、結果がどうなるかというより、その間に起こる過程が面白いところです。
むしろ何が起こるかなんて、一人一人違うのだからわからない。
ATMレッスン(グループレッスン)では、みなに同じ動きの指示をしますが、
一人一人動きは違い、感じることはみな違います。
FIレッスン(個人レッスン)は、その人の特有の動きを細かく感じとることができます。
どうしてもいい効果が起こるかに気を取られます。
答えを一つだと思うとそれ以上は発展していかないが、もしかしてこうしたらどうかなという
色々なアイディアでやれば、想像力を働かせ、可能性は広がり始めるのではないだろうか。。
ATMやFIレッスンなどで、感想を聞くと
途中で床との接地面がどんどん変化してくのが分かったとか
初めは動きがギクシャクしていたのが、突然やりやすくなったとか
普段の生活をしている時に、立っているのが自然に楽になっていた
歩くのが苦にならなくなった
など、様々なことがレッスンの中で、また、日常の中で気づくことも多いようです。
<何かをしようというより、こうしたらどんな感じか、何が見えるか>ぐらいの感じでしょうか。
取材という経験によって、フェルデンクライスの面白さの一つを見つけられたかな。
プラクティショナー サノ ケイコ