難しいと思えることに出会ったら、意志力を使うより。

「床を使って動くシリーズ」転ぶ・転がる

「脚を持ち上げて、骨盤を転がす」レッスンで感じたこと

脚を持ち上げやすくするのに、骨盤を転がす床の上で転がします。

骨盤がどのように転がり、背骨を通って頭が動いていく過程を感じていきました。

レッスンを受けて頂いた方からは

初めは脚を持ち上げるのに、骨盤を転がす感覚が分からなかったが、最後には転がっているのを感じられた

目線が高くなって、頭を左右に動かしている感じ

レッスン後、歩くと頭が軽く歩きやすくなっている

今回のレッスンもですがフェルデンクライス メソッドの動きは、普段やりなれない動きを経験します。

やったことのない難しいと思える動きをやろうとすると努力感に陥りがちなのです。

モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」から能力と意志力についてご紹介します。

「難しそうなものは避けるべきで、障害を克服しようとする意志の力をつかってはならないということではなくて、

能力の改善とたんたる努力のための努力とを区別しなければならないといことなのだ。

意志力を使うなら、能力を改善する方にふり向け、その結果、たやすくよく理解して行動できるようになったほうがいいではないか。」

その人にとって難しと思える動きを意志力でやろうとすると緊張ばかりが高まってしまいます。

フェルデンクライスではよく「力を減らして」といいます。

それは刺激を少なくしてより感じやすくし、違いを感じとるようにしたいからです。

できないことをできるようにするのに、意志力をつかっているのか、どのようにやっているかを感じようとしているか違いを感じれることができればいいわけですね。

プラクティショナー  サノケイコ

2016-03-27 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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