良い姿勢とはー骨格・重力・筋肉

「床を使って動くシリーズ」座る

「背骨ー伸びる・縮む」のレッスンで感じたこと

座る、うつ伏せ、四つ這いなどの違う姿勢で、頭を下げたり上げたりする動きを行い、お腹や背中の力の配分の変化と背骨全体を意識していきました。

色々な座り方を体験してもらい、違いを感じてもらいました。

-----こんな声がありました。

レッスン前と座っている時に坐骨に楽に乗っていると感じる

あぐらで座る時、初めは左の膝が持ち上がって片方へ重心があったが、左右差があまりなくなり、努力しなくても座っていられる

立っている時に足の裏が安定していて、お尻が高くなって背が伸びた気がする

初め仰向けで寝ている時の腰のカーブはあまりなかったが、最後にはカーブがあるのをはっきりと感じた

立つ時も座る時も、姿勢を良くしようと胸を張ったり、お腹を緊張させたりしなくても、努力感なく自然な状態を味わっていました。

モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」の「良い姿勢」の中で、骨格・重力・筋肉について一部をご紹介します。

「骨格構造が引力に抗って働き、筋肉がいつでも動けるように自由になっていればいいのだ。

そのように、神経系と筋肉骨格組織が重力の作用のもとでひとつになって働けば、

骨格は引力の影響にかかわらずエネルギーを浪費せずに体を支えられることになるのである。

ところが、もしも筋肉が骨格の代わりを努めなければならなくなると、

無駄なエネルギーを使うことになるばかりか、体の姿勢を変える、

つまり動くという筋肉本来の主要な働きを遂行する妨げとなる。

悪い姿勢では、筋肉が骨の役目を務めている。」

「まっすぐに座る」について以前に載せているモシェの言葉もご参照ください。

レッスンを通して、何が妨げているかを発見してください。

プラクティショナー  サノケイコ

2016-01-19 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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