かぜあそび~まっすぐに座るという自己イメージが動きを制限しているとしたら
開く・閉じるー「座る姿勢を快適に」レッスンから感じたこと
座る姿勢で、骨盤、頭を動かして、背骨の曲線の柔軟さが座ることにどのような感覚をもたらすかを体験していきました。
ローラーも使って、骨盤の動きをした後、ローラーを外して、骨盤の動きをより明確に感じていきました。
受けた方からは・・・・
骨盤周りの動きが、今までと違っているのを感じて、歩くときの膝の動きがいつもと違う
初めと最後にスキャンしたとき、腰のあたりのアーチがより床に近づいているので、脚や股関節も変化している
座っている時、坐骨を感じて、楽に座っている
座っている時、背骨も楽で、何か努力をしているわけではなく快適な状態は、「まっすぐに座る」ということと同じでしょうか?
「まっすぐに座る」ことについてのモシェの本の中の言葉をご紹介します。ご参考ください。
「まっすぐ座れとか立てと言われた子供や大人の様子を見て分かるのは、自分のからだの使い方がどこか間違っていると思って、急に背筋を伸ばしたり、頭を持ち上げたりするということである。
それは、そうすれば、いい姿勢になると思っているからだが、しかし絶えず努力していない限り、この「正しい」姿勢を長く続けていることはできない。何か、必要な、さしせまった、あるいは興味をひく活動に注意が移るやいないや、たちまちもとの姿勢に戻ってしまうのである。
・・・・注意されたのを忘れていると自分で気づかないかぎり、再びからだを「まっすぐに」戻そうとはしないだろう。」
当たり前のことだと思えるようですが、皆、このようなことを多分しているように思います。
まっすぐという自己イメージが、背骨の自由さを制限してしまう一つの理由と言えます。
更にもう少し付け加えると
「われわれは自らの自己イメージ通りに行動する。この自己イメージは程度の差こそあれ、遺伝、教育、自己教育という三つの要因に制約される。」
そして、自己教育だけがある程度個人の力で自由にできるものと言っています。この過程をフェルデンクライス メソッドを使い、改善する可能性を試してみてはどうでしょう。
プラクティショナー サノケイコ
*FIレッスンでは・・・・
ATMレッスンの言葉でのレッスンの代わりに、FIレッスン(個人レッスン)では手 で行うレッスンです。ATMレッスンでは感じられなかった感覚が明確になり、プラクティショナーの手が自分自身の動きに注意を向けさせてくれます。ATM レッスンと併用することで更に感受性は高まり、改善する ことができるレッスンです。FIレッスンもどうぞ体験してください。詳しくはこちらをご覧下さい。