頭の自由さは、自分を守るために欠かせない
「床を使って動くシリーズ」転がる・這う
「基本的な頭の動き」のレッスンからまなぶこと
呼吸とともに頭を左右に動かす同じ動きを、仰向け、横向き、うつ伏せの違うポジションで、経験していきました。
受けた方からは、
毎日散歩を欠かさないが、軽くて、いつもと違う風に歩いている
背中の感覚が違って、背筋がピンと伸びている
背が伸びたとかんじる
左右に体を使って頭を左右に動かすとき、小さな動きからレッスンが進むと意識が体のたくさんの部分に向けられるようになって、最後には左右の動きは始めた時とはだいぶ違っていました。
モシェの「こころをひらく体のレッスン」から頭の動きについてご参考ください。
「動いているとき、頭が自由に動けるようにしておく能力は、自己防衛にとってかかすことができません。」
「動きは自己防衛のために自然に創り出されました。どんな動物でも何かをするときは頭を自由に動かせる状態にしているのがおわかりでしょう。・・・・虎は獲物を捕まえようと狙いを定めますが、その頭を自由にめぐらせています。シマウマは食いながら絶えず頭を動かして、物音がすればそちらをみて、ライオンのしっぽが動いたと思うや、さっと逃げ出します。頭を固定する動物はいません。・・・・頭が自由に動くならば、脚を緊張させなくてすみます。動きが途中で引っかからなくなります。
自分と環境を関係づけ自分を守る方法を発見するために使用するのが頭です。」
頭を自由に動かせることが、このように大きなことと結びついているのですね。
プラクティショナー サノケイコ