自分の自己イメージを知って

「腕を優雅に使うⅠ・Ⅱ」「腰で円を描く」でレッスンで感じたこと

この3つのレッスンは、すべて違うレッスン内容です。ですが、骨盤を円形状に転がすという共通の動きでした。

1日目、骨盤を360度あらゆる方向に転がる動きを体験。そのことで、腕や体の動きを楽に動かせるようになり、更に自然に優雅な動きで動くように全体が動き始めました。

2日目、骨盤から腕を更に更に長くして、骨盤からもどり体全体を長くしていくやりを体験。肩と肋骨全てを塊のままで腕を長くしていたのが、どのように力を伝えれば楽で綺麗に使えるかを探索しました。

3日目、脚で円を描くのに骨盤を360度転がしながら、自分の体の中に円を描く体験。どのように腰と肩を動かしていくとが腕の動きを助けるかであそんでいきました。

この3回のレッスンでは、骨盤をあらゆる方向に動かすことで、腕や脚がとても楽に動くようになると共に、それは綺麗で優雅な動きになっていくことを発見しもらいました。

この骨盤を転がす動きは、面白いと感じる人が多かった。だが、同時に難しいと感じたりもする。

多くは、歩くときや腕を伸ばしたり、掴んだりなど日常に動きで、いつもある特定の方向のみに骨盤を動かしているかもしれません。

モシェが本の中で「意識でははっきり限定しやすい体の部分は、毎日使用している部分であり、意識に中でぼんやりとあやふやな部分は、その人の生活で間接的な役割しか果たしていないので、行動にたずさわるときにその自己イメージからはほとんど欠落している」(フェルデンクライス身体訓練法より)

今回のような骨盤をあらゆる方向へ転がすという普段やりなれない動きをすることで、自分のからだの自己イメージを知ることになってくれたのではないかと思います。自己イメージを変えるのは簡単ではないでしょう。

ですから、習慣的でない動きを体験することで自分がどんな自己イメージを持っていたかを認識し、いかに動きを行うかに集中していく必要があるのだろと思います。

プラクティショナー サノ ケイコ

2014-11-19 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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