自由な選択肢を持つには

「横へ転がる」のレッスン感想

体の片側を長くしながら、横に転がっていく動きを経験しました。

言葉にすると簡単な動きのように思えるでしょう。実際に経験してみると、膝立ちから横に手をついて横へ転がっていく動きは、やりなれない動きで不可能に思えます。

頭が床から遠くなればなるほど、手を初めにつき、体を反射的に遠ざけようとします。そして、起き上がる時には、まず頭を腹筋を使って、持ち上げようとします。転がる時も起き上がる時も思っているより力を使っているのです。

実際にレッスンを受けた方からこんな感想

*まず、手を着くと手に注意がいき、胴体の部分を固めていることに気づいた

*初めてフェルデンクライスを体験したが、難しかった。できなくてもいいという言葉を聞き、安心して受けられた

私たちが習慣的にやってしまうことは、なかなか変えることができません。ですが、少し考え方を変えて、一つのやり方しかできない習慣的な動きとは違う、いろいろな選択肢のある動きをができば、どんな状況でも一つのやり方しかできない体や考え方をせずに済むかもしれません。

モシェ フェルデンクライスが本の中で、「選択の自由を持つには、重大な違いがわからなくてはなりません。重大な違いを捉える為には、刺激を求めるのではなくて感受性を強めなくてはなりません。そして、刺激を弱めたとき、つまり、努力を減らしたとき初めて感受性は高まります。」

快適な範囲で痛くなく動きを探索することは、大切ですね。

プラクティショナー サノケイコ

2014-11-05 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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