なぜ、股関節を感じなかったの?

「股関節を柔軟に」のレッスンをして感じたこと

股関節の動きを柔く楽に動けるように、足からと骨盤から動きを使い、常に縮めて使っている筋肉にも働きかけます。股関節がだんだんと自由になっていくと上体の動きはどのように変化していくかを探索します。

生徒さんが感じたことは

「立った時に股関節を感じない」という印象を持ちました。股関節に関わるいろいろな動きをしたのに、なぜ、股関節を感じなかったのでしょう?

フェルデンクライス メソッドでは、レッスンした箇所に意識がいき、そこをとても良く感じることもあります。ですが、今回のようにその逆も起こります。

モシェ フェルデンクライスの言葉・・・・「良い直立姿勢とは最小限の筋肉活動で、どの方向にでも望むがままに、同じように容易くからだを動かせる姿勢である。」というのがあります。

多くは、今まで立っている重心が後ろだったり、前だったり、どちらか片方にかかっていたり、しているかもしれません。

股関節が全体のバランスに対していい位置にあって必要以上の筋肉を使っていないと、重さを感じなかったり浮いているような感じがする。すると、どこへでも動けるような位置にあることで影響された事が、存在を感じないという印象がしたのでしょう。

FI(個人)レッスンでも、身体全体の重さがなくて足が床の上を歩いているけど、全体が水の上を歩いているような浮いているような感覚が起こったりします。とても心地よい感じがしてどのようにも動けると感じた経験が私自身もあります。

このような体験をたくさんしていくとこで、自分が今やっていることが次第に変化していく過程は多くのことを教えてくれます。

プラクティショナー サノ ケイコ

2014-10-29 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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