かぜあそび~習慣的なやり方を手放して~

レッスンテーマ「足と頭」でレッスンしました。

足の動きが脚を伝わり、股関節へどのように繋がるか?そして、頭の動きと足の動きの関係性を体験していきました。

足と頭とは、とても離れている部分と部分です。その間で起こることは、とても興味深いものです。

生徒さんの声

*立ったとき、いつも頭を後ろの方にして、踵の方で立っていたので、つま先の方に立っている感じがする。

*歩き始めると、スケートをするときの感覚に似ている。今ならエッジにきちんと真っ直ぐに立っていられる気がする。

*レッスンの動きは難しかったので、わからなかったけど、歩くとき足の指を使って歩く感じがよくわかる。

最後に立っている姿は、どの方もとても綺麗でした。少し猫背の方も、すっとした立ち姿で、自分でも以前の自分と違うのを感じていました。

生徒さんからのコメントで興味深いことがありました。

*いつも、「痛きも」の(ちょっと痛いけど気持ちいいと感じる)ところでやるとそこがほぐれていい感じがするので、そのようについやってしまう。

フェルデンクライス メソッドでは、「快適な範囲でやって下さい。」といいます。

その範囲が「痛きもちいい」のも、自分にとって快適な範囲として捉えていたわけです。

私自身ダンサーだったときの習慣で、「痛きも」が効くような感じがして、そのようにやっていた時があります。

フェルデンクライスのレッスンで、「痛きも」の習慣的なやり方を手放して、違うやり方を探していくと可能性が広がるきっかけになると思います。

動きの質が変わる所やこれ以上やると力を使いすぎてしまう所を感じるためには、力を減らして小さい動きから感じ取る必要があります。

動きには常に思考、感情、感覚が伴っています。フェルデンクライス メソッドでは、「動き」を改善していくと物事の捉え方考え方、感じ方、感情も同時に変化していくと考えます。

3ヶ月前から始めた方のコメントです。

*自分はとてもせっかちで頑張ってしまう性格です。フェルデンクライスのレッスンをやるようになって、とても気持ちが落ち着いて、楽になった。始めたばかりで分からないこともあるけど、肩の調子が悪かったのが楽になったし、いつも胸で頑張っていたのがすっと力が落ちて、今まで本当に胸で頑張っていたんだなあと思った。

今までとは違うやり方で動きを経験すると気持ちの面にも影響されたわけです。たとえ、うまくできなくてもわからなくても楽な動きを探していく過程で、感情や思考、感覚、動きが変化していくわけです。

プラクティショナー サノケイコ

2014-10-24 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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