Enjoy Being〜お腹=HARAは出っ張っていないのが美しい?~

「HARAから動く」のレッスンでは、おそらくすべての現代人が「出っ張っていないのが美しい」と考えている「お腹=HARA」を、突き出したり凹ませたりすることで、動きがどう変わるか??を探索してみました。

以下、生徒さんたちのコメントです。

 • お腹を動かすことで、より腕が自由に遠くまで伸びることがわかった。
 • お腹を動かすことを意識したが、むしろ背骨が動くのを感じた。
 • お腹の動きとは関係ないかもしれないが、今朝、寝ちがえた「肩」の痛みが楽になった。
 • レッスンが終わって立ったとき、目線が高くなった気がした。

 今回のレッスンは「息を吸ってお腹を膨らませた」のではなく、背骨とお腹を同時に動かすことで骨盤からの力の伝達を全身につたえることが目的でした。

「お腹を突き出して背中を反らせる⇄お腹を凹ませて背中を丸める」の動きを繰り返すことで、背骨全体が動き、頭と骨盤の位置関係が変化します。その変化は、腕や肩、足など、全身に広がり、より大きな動きが生まれるのです。

お腹は出っ張っても良いのです。

かつて私は、打撃系の格闘技をやっていました。そのころは「お腹にパンチを喰らっても耐えられるように」と、練習中や試合中は、ずっと腹筋を固めて動いていました。

当然動きは固くなり、ただ「前に突進していくだけ」のファイティングスタイルを採っていました。おかげで怪我ばかりしていました。

「もしあの頃にフェルデンクライスメソッドを知っていたら、もう少し違った格闘技人生を歩んでいたかも知れない。」

プラクティショナーになった今、ときどきそんなことを思います。。。。

フェルデンクライス・プラクティショナー 佐藤 英行
2014-09-19 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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