かぜあそび「上体をまわす」~自転車に乗って振り返るのは~
テーマ「上体をまわす」のレッスンでした。
今回のレッスンでは、身体を回す動きといってもいろいろな動きがあります。姿勢が変わると「回す」という動きが、転がる動きになったり、ひねる動きになったりします。
レッスンでは床の上で回す動き=転がる動きをやり、いろいろな注意の向け方をしながら脚を持ち上げる感覚がどんどん変化していく体験をしました。
ほとんどの人は左右差があったり、どこかで動きをとめてしまったりします。それを正しく均等にするというよりも違いを感じて先ずは認めるとどうなるでしょう。注意の向けるところを、いろいろに変えながら動き続ければ、うまくいかないことにとどまらずに済みます。
皆さんの感想は…
利腕の方の感覚ははっきりしているので、床を押すことができるが、反対側は意識しにくく押す感覚が分かりにくかった
振り返る動きや転がり始めに左右差があった
背が高くなった
最後に振り返る時、意識する所を変えると動きが変化するのを感じた
フェルデンクライス メソッドでは、楽に動かせる範囲で同時に注意を動きに向けたり、その時の感情、呼吸、床との感覚等いつもいくつかのことを意識しています。私達は同時にいくつかのことをできる能力を持っているわけですね。
自転車に乗って後ろを振り返る動きは、あまりやらないかもしれません。足はペダルをこいで腕はハンドルを持っていなくちゃならなくて、頭と目を使って肩越しに後ろを見るのは同時にいろんなことをしなくてはならない動きですね。上体を回すレッスンを受けて自転車を乗った時、この動きをどんな風に感じられただろうか。
プラクティショナー サノケイコ