自己イメージは自らの経験から
3月のATMレッスンのテーマ「広がる自己イメージ」のレッスンでから感じたこと
今月のATMレッスンを通して、いろいろな感覚を感じてくださいました。
立っている時に下半身はしっかりと大地を感じ、上体は軽い感じ。
目線が上がった。
力を使って頑張る時と自然にできる範囲でやる時の違いを感じた。
視野が広がった。
歩く時に股関節を使っているのが感じられる。
ストレッチした時に感じるのとは違う感覚。
等々、様々な感覚を楽しんで下さいました。
ATMレッスン、FIレッスンでも自分自身の感覚に、
いつもとは違う感覚を感じていました。。
モシェ・フェルデンクライス著の中で、自己イメージについて一部をご紹介
「自己イメージは生まれながらにさずかったものと見られがちであるが、
実際には自らの体験の結果なのである。
(中略)
例えば、自分が属していない他民族の習慣に従った座り方を
身に着ける場合、いろんな困難が生じる。
幼児期の座り方の様式のようなものは、たんに遺伝的特質だけの結果ではなく、
偶然や生まれた環境からくるのであるから、
その場合の困難は、未知の習慣の性質にあるというよりも、
むしろできあがっている様式から身体や感情や精神の習性を変化させることにある。」
このようにするべきだという枠に、自分を無理に押し込めるようなやり方をしても
上手くいかない。
自分やっている習慣をただ別のものにすることでもない。
自己イメージが体験からできるのであれば、個々の動きを矯正するより、
動きを通してワクワクしながら、遊ぶように、
いつものやり方でないやり方で、自分を感じる体験を試してみたらどうだろうか。
プラクティショナー サノケイコ