FK Tokyo 通信

佐藤 英行からreport~伝承ープラクティショナーとしてー

4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。

第30号-2018年12月は、佐藤 英行からお届けいたします。2019年1月はサノ ケイコです。お楽しみに。

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伝承ープラクティショナーとしてー

早いもので、2019年1月でプラクティショナーになって丸8年になる。

トレーニング期間中は「すべてを理解した!十分に吸収した!」と思っていたのだが、レッスンを教える立場になり「レッスンの組み立て作業」をやっていると、当時見落としていたことや忘れてしまったことを再確認することがある。

記憶とは曖昧なものだ。確かトレーニング中でも、他の仲間たちと話をしていると、同じ講義を同じ場所で同じトレーナーから聞いていたはずなのに、講義の記憶やメモをとった内容に違いがあったことを思い出す。

年齢もバックグラウンドも様々な人たちが集まってくるので、同じ講義を聞いていても、各々が吸収するポイントに違いが生じるのも理解できる。

そもそも講義を聞いてその場ですべてを理解することなど不可能なのかもしれない。

以前、日本の水治療法の第一人者で、いろいろな場所で講師として話をされていた方から「どんなに分かりやすく話をしても、相手に伝わるのはせいぜい2割程度だ」と言われたことがある。

その話が本当ならば、その「伝わった2割」の区分が、私と仲間たちとは違っていたということなのだろう。

Dr.モーシェ・フェルデンクライスから直接トレーニングを受けた先生方も、その内容を100%吸収できた訳ではないのかもしれない。

そしてそんな「直弟子」のような先生方からトレーニングを受けたとしても、当然「先生方のバックグラウンド」が「講義内容」や「教え方」に反映されてくるはずだ。

おそらく複数のトレーナーが、同じ内容のレクチャーを行ったとしても「受け取る側」に伝わる内容が違ってくる可能性もある。そして、どんなに優秀な先生方のレクチャーでも、それを全て理解しようとしてもダメだ。

所詮は自分の能力の範囲内でしか本当に理解できないのだろうし、無理に詰め込んだら、ただの「役に立たない知識の蓄積」にしかならない。

トレーニングのカリキュラムが世界レベルで統一されているとしても、一人のトレーナーが4年間のすべてのセグメントを受け持つのではなく、複数のトレーナーによってトレーニングが進められるのはそのためなのだろう。

しかし・・・

もしも「2割説」が正しいとしたら、私の中に残るのはDr.モーシェ・フェルデンクライスの教えの4%程度まで薄まってしまうことになる!??

さらに、私のレッスンではDr.モーシェ・フェルデンクライスの教えの0.8%しか伝えられないことになる・・・!??

もしかしたら、私は「見当違いなこと」をやっているのでは???

少なくとも、たとえ4%でも「これを外したらフェルデンクライス メソッドではなくなる!」というコアな部分だけは、伝承していかなければならない。

そんな新たな決意をもって、プラクティショナーの9年目を迎えようと思う。

・・・でないと・・・

「ただ仰向けでユルユルと動く不可思議な体操」になっちゃうもんな~・・・!??

フェルデンクライス プラクティショナー 佐藤英行

2018-12-28 | Posted in FK Tokyo 通信, News, ReportComments Closed 

 

12/27(木)ATMレッスンご案内~「連なる背骨~体重移動をたやすく」

 

レッスンテーマ;

「連なる背骨~体重移動をたやすく」

 

日々、動いているの中で、必ず体重の移動が起こっています。

歩く、座っているところから立つ、腕をのばす等、…。

習慣的でないポジションで動きを探索していきます。

骨盤と肩の動きによって、体の中心部分の動きが、

バランスをとるために全体をどう使っていくかその過程を体験していきます。

体の中心部分の動きの変化が、体重の移動にどのような感覚をもたらすかを楽しんでください。

初めての方、パフォーマー、スポーツをしている方、セラピスト、何かを指導している立場にある方、障害をお持ちのご家族や介護の必要な人をささえている方、ご自身の動きを改善して自分のやりたいことを上達したい方、日々の生活をより快適に過ごしたい方、どんな方でもでご参加できます。

 

12月27日(木)  10:15 AM – 11:45 AM 

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プラクティショナー  サノケイコ

 

 

 

 

*サノケイコのFIレッスン(個人レッスン)のご案内 *

FIレッスンとは「感覚システムの最も古いものに注意をむけさせる。緊張感が減り、呼吸が深く、規則手になり、腹部が緩み、循環が行くって表面が拡張するなどの感覚に引き込まれていく。意識レベルでは忘れていたパターンを感じ、幼い子供だった頃の幸福感を思い出す」モシェの言葉の一部より

FIレッスンでは、個人のリクエストに対してレッスンしますので、よりダイレクトに働かけることができます。グループでのレッスンだと自信がないとか何かトラブルを抱えている方などにも有効にレッスンを行うことができます。

また、フェルデンクライスを初めて受けるが、どんなものなのかや不安などがありましたら、初めに個別にお話しをお聞きすることができますので、おすすめ致します。

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2018-12-22 | Posted in FK Tokyo 通信, NewsComments Closed 

 

12/20(木)ATMレッスンご案内~「連なる背骨~頭を高く」

 

レッスンテーマ;

「連なる背骨~頭を高く」

 

頭と骨盤との間にどこも緊張がない状態を学びます。

引っ張るのではなく、長くした状態を保つ繊細な感覚を感じます。

リバーシブルな動きで行い、胸、目、首を固めていないかに注意を傾けます。

自分がやっていることを知って、背骨、頭が自由に動く感覚を味わってください。

初めての方、パフォーマー、スポーツをしている方、セラピスト、何かを指導している立場にある方、障害をお持ちのご家族や介護の必要な人をささえている方、ご自身の動きを改善して自分のやりたいことを上達したい方、日々の生活をより快適に過ごしたい方、どんな方でもでご参加できます。

 

12月20日 (木)  10:15 AM – 11:45 AM

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プラクティショナー  サノケイコ

 

 

 

 

*サノケイコのFIレッスン(個人レッスン)のご案内 *

FIレッスンとは「感覚システムの最も古いものに注意をむけさせる。緊張感が減り、呼吸が深く、規則手になり、腹部が緩み、循環が行くって表面が拡張するなどの感覚に引き込まれていく。意識レベルでは忘れていたパターンを感じ、幼い子供だった頃の幸福感を思い出す」モシェの言葉の一部より

FIレッスンでは、個人のリクエストに対してレッスンしますので、よりダイレクトに働かけることができます。グループでのレッスンだと自信がないとか何かトラブルを抱えている方などにも有効にレッスンを行うことができます。

また、フェルデンクライスを初めて受けるが、どんなものなのかや不安などがありましたら、初めに個別にお話しをお聞きすることができますので、おすすめ致します。

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2018-12-19 | Posted in FK Tokyo 通信, NewsComments Closed 

 

12/6(木),9(日)ATMレッスンご案内~「連なる背骨~胸郭を柔らかく」

 

レッスンテーマ;

「連なる背骨~胸郭を柔らかく」

 

胸郭は肋骨、胸骨、背骨の胸椎の部分を指しています。

骨盤や頭、目との関係の動きや胸とお腹の関係の動きを行うことで

胸郭が自由で柔軟な動きに変化していく過程を体験します。

動きによって、連なる背骨がどのように体の中を力が伝わっていくかを

感じてみます。

初めての方、パフォーマー、スポーツをしている方、セラピスト、何かを指導している立場にある方、障害をお持ちのご家族や介護の必要な人をささえている方、ご自身の動きを改善して自分のやりたいことを上達したい方、日々の生活をより快適に過ごしたい方、どんな方でもでご参加できます。

 

12月6日 (木)  10:15 AM – 11:45 AM

12月9日 (日)  10:30 AM – 12:00 PM

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プラクティショナー  サノケイコ

 

 

 

 

*サノケイコのFIレッスン(個人レッスン)のご案内 *

FIレッスンとは「感覚システムの最も古いものに注意をむけさせる。緊張感が減り、呼吸が深く、規則手になり、腹部が緩み、循環が行くって表面が拡張するなどの感覚に引き込まれていく。意識レベルでは忘れていたパターンを感じ、幼い子供だった頃の幸福感を思い出す」モシェの言葉の一部より

FIレッスンでは、個人のリクエストに対してレッスンしますので、よりダイレクトに働かけることができます。グループでのレッスンだと自信がないとか何かトラブルを抱えている方などにも有効にレッスンを行うことができます。

また、フェルデンクライスを初めて受けるが、どんなものなのかや不安などがありましたら、初めに個別にお話しをお聞きすることができますので、おすすめ致します。

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2018-12-05 | Posted in FK Tokyo 通信, NewsComments Closed 

 

サノ ケイコからreport~人間はみな踊り手

4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。

第29号-2018年11月は、サノ ケイコからお届けいたします。2018年12月は佐藤 英行です。お楽しみに。

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先日、レッスンを受けてくださった方とお話をしていて、

楽器を演奏する場合は、楽器が音を出してくれるが、

ダンサーは、自分の体が楽器として動きをしないといけないから大変なのではという話があり、

そのことについてちょっと書いてみようと思います。

私はダンスをやっていたのですが、習い始めは舞踏家である伊藤道郎の研究所で団員だった先生に

習い始めました。

伊藤道郎振り付けの踊りは、とても素敵な衣装で踊りも難しものでした。

その伊藤道郎先生の言葉の一部を紹介したいと思います。

「音楽家の場合は数多くある楽器を選ぶことができますが、

舞踊家の肉体はすでに自分に授けられたものでありますから

他にこれを求めることはできません。

それゆえ舞踏家としては、自分の体を舞踊に適した体に作り上げなければなりません。

ここに我々は生きるという事、自分を美しく築き上げる大きな希望が生まれてくるのです。」

全部をご紹介できるとよいのですが、とても長いので、ほんの一部をご紹介いたしました。

ここでは舞踊家について限定しているように書かれていますが、

最後には「人間はみな踊り手であれ」と言っています。

舞踊、舞踏家といっているところを、自分自身と置き換えて読んでみれば、

フェルデンクライスの考えと同じように思います。

どんな人も、自分自身のために、日常の動きをより良くすることを学ぶことが必要だと感じます。

プラクティショナー サノケイコ

2018-11-30 | Posted in FK Tokyo 通信, News, ReportComments Closed 

 

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