一個の全体として動く
5月のレッスンで感じたこと
レッスンでの感想を載せるのが、3月からちょっと滞ってしまいました。
時が経つのは早いものです。
5月は「働くシリーズ」留める・放すをテーマに様々なレッスンを体験してもらいました。
背が高くなった
安定感を感じる
軽さを感じる
胸や肩のあたりが広がった
床との接地面が増え、ぼこぼこした体の力が抜けた感じ
など、一人一人それぞれに感じ取っていました。
レッスンをやりながら、思うことは、やり慣れない動きをする際に、どうしてもその動きをやり遂げようとしていましまうことがよく起こります。
モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」の中から、ご紹介しますので、参照ください。
「我々は一個の全体として行動する。
だからこそ、より困難な部分に対する意識のコントロールを発達させることも可能になるのだ。
コントロールしやすい部分に生まれる変化は、直接働きかけられない部分を含んだ、残りの機構に影響を与える。
・・・・なすべきことは、この間接的影響の芽生えを明確な認識に転化する訓練方法である。」
レッスンの動きを、単に成し遂げようとする努力は、それほど重要ではないようですね。
自分が快適にできる範囲でやると、自分がどのようにやっているかに注意を向けやすくなります。
何か一つ改善すると、困難と感じていた動きに何かしらの影響をもたらし、変化していることに気づくことができます。
レッスンが終わった後の感想で、「全部がつながっていたんだ」ということをよく聞きます。
つい部分のことだけを考えがちですね。
プラクティショナー サノケイコ