自分のやりたいことに励むより大切なこと

 

「床を使って動くシリーズ」座る

「坐骨に座るー足を持って転る」で感じたこと

背骨全体のアーチの動きの後、手の指で足の指を持って脚を持ち上げると、床の上で骨盤が転がって重さが移っていくのを探索していきました。

座った時の坐骨を感じ、立った時にも坐骨を意識しながら立ち上がるのを試してみました。

座った時に坐骨に座っているのを感じ、坐骨というものを初めて感じた

脚を持ち上げていくのは、結構大変だったけど、立った感じが今までと違って不思議なくらい楽に立っている

等など、皆さん立った時や座った時の坐骨を感じていました。

 

今月のテーマである「座る」ということに注目してみて感じたことがあります。

どのような形でも、座ることが楽に座っていられると、「立つ」ことも同時にとても楽に、また、今までと違った感じで立っていることを感じたことです。

座ることと立つことがこんなに関わり合いがあることを、私がレッスンを通してとても興味深く感じたことです。

この興味は、ダンサーなら脚を外に回してどのように意識して立つか、

立ち仕事の時にどうすればもっと楽に立っていらるだろう、

座ってパソコンに向かう時、快適に長い時間座るにはどうしたらよいのか

などに、どう活かせるかと考えます。

また、レッスンを続けて受けている方からは、実際の日常の生活が楽になったという声をよく聞きます。

どうしてそうなったかは分からないが、自然と楽になっていると言われます。

 

自分のやりたいことや上達したいことなどを改善したいならば、自分自身の動きに、注意を向け興味を持ち気づくことが大切と思います。

 

モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」より、レッスンでの経験についてご紹介します

「~感受性のあるひとに貴重な結果をもたらしてくれる。

これは自分の職業に励むよりも大切である。

なぜならば、自らの活動の効果を何が低下させているかに気づかないことには、

自分の生活能力は向上しないからである。」

「職業」という言葉を「自分のやりたい」言葉に置き換えてみてはどうでしょう。

プラクティショナー  サノ ケイコ

 

2016-02-05 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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