目の果たす役割には2つー見ること、全身の筋肉組織の調整統合

「床を使って動くシリーズ」寝る・転がる  

 「目の動き-2 自分と周りの世界との統合」レッスンから学んだこと

目の動きー2では、目を動かして目の筋肉の緊張が減ると体全体にどのような変化が起こるかのレッスンでした。

フェルデンクライス身体訓練法から目の機能についてをご紹介します。

「全身の筋肉組織を調整統合するにあたって、目の果たす重要な役割には注目すべきである。それは首の筋肉よりもはるかに重要である。(中略)目の筋肉は、首の筋肉がどのように収縮するかにたいし、決定的な影響を与える。」

「目の動きを調整するテクニックを身につければ、上半身全体の動きを改善することができる。」

受けてくださった方からは、

だいぶ寝てしまったが、目がクリアに感じ、首から肩にかけて緊張が減ったとかんじる。

今まで見ていた視野が、情報を脳へ伝えていない感じで見ているけど見てない感じだったのが、意識して見ている感覚が広がった。

左右に頭を動かして周りを見るのがとてもやりやすくなった。

目の動きだけでも体のほかの部分に変化があった。暗闇が初めより暗くなった。

このレッスンでは目を手で覆って暗闇を見続けるというのをやりました。初めは暗闇を見て、模様が見えたり、色がみえます。

この暗闇をみることについてアレキサンダー・ヤナイのレッスンの中でのモシェの言葉を一部ご紹介します。ご参考ください。

「視神経の興奮は、脳の中に色や明るさだけを呼び起こします。暗さをみていないなら、神経系は興奮し続けるでしょう。それは、神経システムが穏やかではないということを表しています。」

多くの方は、パソコンや携帯など目をとても酷使してしまう環境の中にいます。疲れた時に、目を手で覆い、暗闇をみて自分の中の静けさや穏やかさに注意を向ける時間を、少し生活の中に取り入れてみてはどうでしょうか。

目は見るためのだけの機能ではなく、全身の筋肉にも影響している目を大切に使えば、最小の力で大きな変化をもたらすことになりますね。

ダンサーやスポーツをしている方にとって、この目の動きの改善が上達の一つの方法になるのではと思います。

自分の目をどのように使ってるのか注意をむけてみてください。

プラクティショナー  サノケイコ

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ATMレッスンの言葉でのレッスンの代わりに、FIレッスン(個人レッスン)では手 で行うレッスンです。ATMレッスンでは感じられなかった感覚が明確になり、プラクティショナーの手が自分自身の動きに注意を向けさせてくれます。ATM レッスンと併用することで更に感受性は高まり、改善する ことができるレッスンです。FIレッスンもどうぞ体験してください。詳しくはこちらご覧下さい。

2015-10-30 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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