表現の面白さが、体の意識を変える

頑張るを知る「腕はどこから使うか?」のレッスンで気づいたこと

「腕は、どこから始まっていると思うか?」レッスン前に聞いてみました。

肩甲骨、肩の関節、指先からなど、いろいろな始まりがありました。

レッスン後、腕を天井に伸ばしたり右へ左へと伸ばして、動きの中で腕をどこから使い始めるかを試してみました。

腕の始まりは、レッスン前とレッスン後でどのように変化するかという意図がありました。

その中に、始めに指先からだといった方は、レッスン後も指先からだと感じた方がいて、とっさに「あちゃ、何が良くなかったのだろう?」と思ってしまいました。

そして、更に付け加えたことがありました。

「始まりを、指先から自分の内側へと伝わっていく感じと内側から指先へと伝わる感じには、内側の感覚に違いがあって、動きにも違いがあると感じる。」

見ている側にも、実際にその動きから伝わる違いがみてとれました。

表現は、体の意識の向け方で変化するのだと改めて気づかされました。

ダンサーの時、このことはわかっていると思って、そのようにやっているつもりでしたが、別のことを学んだように思います。

いろいろなやり方でできる経験が、自分の体の意識を変えると考えることもできます。

表現の面白さから体の意識へ向くか、体の意識の変化が表現の幅を広げるのか?

このように「動きの始まり」について考えて、表現する楽しさは、当たり前にただ頑張ることのみでは知ることができないのではないでしょうか。

プラクティショナー  サノケイコ

2015-07-14 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

関連記事

Menu