困難な部分に意識をコントロール

バランスとアンバランスー「腕と左右の感覚」のレッスン感想

このレッスンでは、腕を長く伸ばすために、肩甲骨を骨盤との関係に注意を向けて、全体のへの動きを感じてもらいました。

今回のレッスンの難しさは、自分自身の中にイメージしにくい部分をどのように注意深く観察していくか?

イメージしにくい肩甲骨の細かい動き。そして、腕の動きとの関係からその動きを感じること。

股関節の周りでの繊細な骨盤の動き。その骨盤の動きが背骨を通ってどのように腕を伸ばすか。だったように思います。

モシェの本に(フェルデンクライス身体訓練法より)

「完全無欠な全体性がない時でさえ、われわれは一個の全体として行動する。だからこそ、より困難な部分に対する意識のコントロールを発達させることもできるのだ。コントロールしやすい部分に生まれる変化は、直接働きかけられない部分を含んだ、残りの機構に影響を与える。・・・・なすべきことは、この間接的影響の芽生えを明確な認識に転化する訓練法である。」とあります。

このことをいかにレッスンを受けて頂いた方たちに伝えるかにいつも頭においていますが、どのように注意を向けてもらうかに難しさを感じる時があります。

それでも、受けて頂いた方からは

*何をやっているのか、今日はよくわからなかった

と同時に

*姿勢が前かがみだったのが、真っ直ぐになった感じがする

*いつもりよりウエストのアーチが高くなった

*目がすっきりした

*背中の意識が感じられた

という声もありました。

難しいと感じられることより「どうやると楽に腕が長く伸びていけるんだろう?」と探すことが変化をもたらしたのかもせれません。

受けていただいた方から私たちプラクティショナーがどのようにレッスンをやっていくかを教わったよい機会でした。

プラクティショナー  サノケイコ

*FIレッスンでは・・・・

このような感覚をFIレッスン(個人レッスン)では手で行うレッスンです。ATMレッスンと併用することで更に感受性は高まり、改善することができるレッスンです。FIレッスンもどうぞ体験してください。詳しくはこちらご覧下さい。

2015-02-09 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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