どのような動きも効率的な動きは全体を含める ~サノ ケイコreport~

プラクティショナーが 、自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。第90号ー2024年11月・12月はサノ ケイコがお届けします。

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フェルデンクライスのレッスンを受けて、声が変わったと感じることがよく起こります。

特に声を出すようなレッスンをしている訳でもなく、いつも全体の動きとかかわりながら注意を向けることで、声の質に変化もたらします。

ここで「年を取ると声が変わるのはなぜ?」という新聞記事の一部を紹介したいと思います。

声を出るしくみから考えてみよう。のどの奥の下にある「声帯」のひだが,肺から送られた空気(息)で振動することで声になるよ。声量や音色は舌や唇、口蓋垂(のどちんこ)を動かすことで調整する。車に例えると息がガソリン、声帯がエンジン、舌などがハンドルだね。

年とともに、そのどれかが変化することで声が変わるんだけれど、一番は声帯だね。声帯は粘膜に覆われた筋肉で、呼吸をするときは左右に開いていて、「声筋(こえきん)」とも呼ばれる周りの筋肉が動かしてしるよ。

(中略)

個人差もあるけれど、声帯や声筋は他の筋肉と同じで使わないと衰える。歌手や声優などで声が変わらないのは、トレーニングしているからだと思うよ。

普通の人にとっては、年齢によって声が変わること自体は当たり前だから、落ち込む必要はないよ。ただ、のどの筋肉が低下すると、食べ物がうまく飲み込めなくなったり、ふんばりがきかなくなって転びやすくなったりもするから、気をつけた方がいいね。

おすすめは家のお風呂に入りながら歌を歌うこと。音が響くし湿度も高いから、のどの負担が小さく上手に声をだせるよ。(朝日新聞より抜粋)

年齢によるものだけでなく、コロナ禍などがあって人と話をする機会が減ったり、電話で話すよりメールで連絡を取ったり、色々な状況が声を使う時間を少なくさせているかもしれない

この記事でも書いてあるように「使わないと衰える」、そして歌を歌うことでトレーニングにもなるどろう

更にフェルデンクライス-メッソドを学ぶことをお勧めしたい。

その学びは、赤ちゃんが寝がえりをしたり、ハイハイしたりすることを学ぶようなやり方です。

赤ちゃんは誰かに「こうやるのですよ」「このやり方が正しいです」と教えられて立つようなったり、歩くようになるようなやり方はしないですよね。

自ら試行錯誤し、上手くいかないことを沢山経験する過程を経て、より良いやり方を見つけようとする

部分と部分がどのようにお互いが関係して働かせることができるかという学び方は可能性を広げることができる

前回のreportでの記事で「人生はプロセスである」ことは、フェルデンクライス・メソッドの鍵となることであり、今回の「どのような動きも効率的な動きは全体を含める」ことも欠かせないことです。

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プラクティショナー サノケイコ

2024-12-29 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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