内側から学ぶ ~サノ ケイコreport~
プラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。第78号ー2023年3月は、サノケイコがお届けします。
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ATMレッスンやFIレッスンで片側だけ行うことがある。
これはなぜ?なのかという疑問を持つのではないでしょうか。
私は片側しかやらない意図は、どのような明確な理由があるのだろうと思っていました。
そこにはモシェの考える理由があったようです。
働きかけなかった側は、習慣的でぎこちない状態と
働きかけた側は、より良い提案がされた状態が数時間ともにある状態を持ち続けることになる。
そして、ぎこちない側が、緩和されるまでその違いを感じ続ける。
このような方法で生徒たちは内側から軽くなることを学ぶ。
という内容のことを言っています。(EMBODIED WISDOMより)
自然に自分の身体に起こることを味わうことが、本当の意味で変化が起こるのではないか、と思わせてくれるでしょう。
誰かが言った「こうすればよくなるとかできるようなる」といったことなどを一生懸命にやるということもできます。
フェルデンクライス・メソッドの動きを通して、今までと違うやり方で自分自身を学ぶことは、選択肢を増やすことになり、自分の中にあるまだ気づいていない可能性を見いだし、自分をもっと信じることができるようになるでしょう。
プラクティショナー サノケイコ