秋のおしゃべり ―コントロールすること 手放すこと  202011~ツダ ユキコからreport

4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。

第52号-2020年11月はツダ ユキコからお届けいたします。2020年12月はサノケイコです。




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秋のおしゃべり 

コントロールすること 手放すこと 2020.11.

コントロールすること

私達が活動、動きの学習をするとき、能力や、技術を補おうと、色々とコントロールを試みます。
・ある部分や、ある動きを積極的に行ってみたり
・何度も練習を重ねたり。

今まで得てきた知識から、 
このようにするもの、~すべき。
という意識で繰り返しているかもしれません。 

やっている実感を求めたくなり、力がなければ間違ったことをしていると思い込むようになったりもします。

この本でフェルデンクライス・メソッドは、 そこに疑問を投げかけます。
そのやり方は、やりたいことの助けになっているのだろうか?

最適なパフォーマンスとは、どう表現さるでしょう?

・気持ちもカラダも全体に1つになる感じとか、 
・ゾーンに入った感じとか、 
・流れるように踊っているようだったとか 
・また、頑張っている感じがないとか。。。

反対に

最適ではないパフォーマンスの指標としては、
・力で押す感じ ・努力感 ・頑張っている感覚など 
一体感のない、どこかがギクシャクしている感じでしょうか?

仮に、ここでパワーに頼った動きで成功できたとして。。。
その未来に待っている事を想像できるでしょうか?

必要以上の努力(余分な努力)や緊張は、
回を重ねるごとに、気付かない疲労蓄積や、関節など摩耗を生じさせ、怪我 故障の可能性も出てきます。 
将来持続して活動することが困難になったりもします。

若いときは、なんでもなかったことが、年とともに痛みや故障が出てくるのは、
こうした意味で納得がいくことかもしれません。

声を出す、歌を歌うなどの場合は、
緊張した筋肉に包まれることで、音質の低下もあらわれます。

この様な余分な努力を伴う動きは、
何かをしようとすると同時に、カラダの別のところに無意識に起って、寄生的動きと言われたりします。
この動きの筋緊張が、カラダに広がって伝わると、どうなるでしょう?

・関連した多くの筋肉を緊張させ、
パフォーマンスには、さらに多くの労力が必要となり、疲労。 
残りのエネルギーでのパフォーマンスは、質の低下につながる。

・カラダの摩耗、故障は、今後の活動持続に支障。

・カラダの影響を受ける繊細な歌声に関しても、緊張感、摩耗は、楽器としてのカラダの課題と、そして、演者としての疲労も大きな課題となります。

受動的なコントロール、手放すこと 

積極的にコントロールすることに対して、 
頑張らないコントロールー受動的コントロールをここでは提案しています。

自然な方法で動きを発展させていく方法で、
これは赤ちゃんが生まれて好奇心や感覚から動きを学んでいく方法に基づいています。
赤ちゃんの動きに成功も失敗もありません。すべての動きが次の進歩へと繋がっています。

カラダへの興味をもって、感覚を澄ましてレッスンの動きを続けていくと、
動きが発展していき、望んでいる方向にすすむ方法を自ら見つけることが出来る。

長年やってきた、習慣になった動きや、無意識な寄生的な動きをかえるのはむず
力技ではないところから発展させて、多くの手放す感覚、それが繋がっていく感覚を動きのATMレッスンの中から探って学ぶことができます。

ゆっくりとした動きで感覚と向き合うことは、 大分遠回りのようにも思えますが、何よりも近道だったりします。

Singing with your Whole self(by Samuel H.Nelson and Elizabeth Blades-Seller)より参考

レッスンsumasu澄 では、
声と全体の関係を探るをシリーズで 上記の本を参考に2種類のレッスンを月2回ずつ行っています。
詳しくはHPスケジュール表からご確認ください。

ツダ ユキコ

2020-11-30 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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