サノ ケイコからのReport~ 「姿勢」の意味とは

4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。

第9号-2017年3月は、サノ ケイコからお届けいたします。4月は佐藤 英行が担当いたします。お楽しみに。

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レッスンを受けてくださっている方から、「姿勢」という言葉の意味に書かれてる記事を頂いたので、ご紹介しようと思います。

 

 

 

 

 

「姿勢」という言葉は、明治になってから、ドイツ語のKörperthaltungという言葉を翻訳したものだと言われています。

Körperthaltungは、体を維持するという意味ですが、これを翻訳した「姿勢」という言葉と漢字には、さらに深い意味が含まれています。

「姿」という字は、整うという意味をもつ「次」と、「女」からできていて、女性の整った美しい姿を意味しています。これは、形、容姿、姿体などを表し、外見的な形で静的な面を表しています。

また、「勢」という字は、草木を植えるという意味を持つ「執」と、「力」からできていて、草木を成長させる力=いきおいを表示しています。

これは、内面的な力で動的な面を表しているのです。

したがって、「姿」と「勢」の組み合わせでできている「姿勢」という言葉は、

単に外見的な形の良しあしをいうのではなく、内面的な心身の充実を合わせもったものであることを巧みに表しているのです。」

2つの違った意味を持っている言葉だったのですね。

寝る姿勢、座る姿勢、立つ姿勢には動きがない安定したものと捉えているでしょうか。

フェルデンクライス メソッドでは、このようなポジションも動きとして捉えています。

寝ているところから起き上がる、座っている所から立ち上がる、立っているところから歩くなど

動きから動きへと移っていく間の動きと捉えます。

漢字の持つ静的な面と動的な面を持つ「姿勢」という言葉の意味を知って面白いなと感じました。

プラクティショナー サノケイコ

2017-03-28 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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