脳は「思い込み」でものを見る ~サノ ケイコ行report~
プラクティショナーが 、自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。第94号ー2025年5.6月はサノケイコがお届けします。
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「夢を叶えるために脳はある」から人工知能と人間の脳の違いについてをご紹介したいと思います
途中からゴリラが現れる映像です。では白いTシャツのチームが何回パスをしたか、よく見てしっかり数えてください
-何回パスしたでしょうか?
何回パスしたか?と聞いていますが、この映像で大切なのは、パスした数ではないようです。
ゴリラの映像だと事前に紹介しましたが、ゴリラのぬい着るみを着た人に気づいたでしょうか?
バスケットボールに気を取られていると、ゴリラの存在に気づかない
この映像で何が言いたいかというと、脳は注意を向けたこと以外は見えていないということ。存在すら気づかない。
人工知能はこうした違和感は見逃さない
(中略)
ヒトと人工知能の決定的な違いはまさにこれに関係する
脳は「思い込み」でものを見る。勝手に特徴の選択をする。細かいところを無視して、スバッとした大雑把な印象で、一足に結論に飛んでしまう。
意識を配ることができる範囲が狭いので、一気に情報を絞り込んで、思考の負担を軽減しようとする。
それがいわゆる「思い込み」というプロセスだ。そして一旦思い込むと、もう、そこから抜け出すことがむずかしい
一方、 人工知能にはそのような急激な思い込みがない。思い込みが弱くて遅い。だからビッグデータが必要になる。特徴選択ができない。少ない情報から思いきって選択的に特徴を引き出すことが苦手なんだ。まんべんなく、もれなく見て判断しようとする。だから、普遍的な特徴抽出の能力は飛び抜けている。データサイズも気にしない。どんなにビックデータになっても、まったくひるまない。広く平等に、偏見なく調べ尽くす。
そうした全体像から傾向を探知して、分類する。
さらに
人工知能にあえて、思い込みや偏見を植えつけたら何が起こるか、そんなことを取り組んだ研究がある。
ヒトの脳ならではの、思い込みや勘違いなどを引き起こす認知バイアスを人工知能に組み入れたんだ。
そしたらびっくりする結果が得られた。なんと、ビックデータが不要になった。少ないデータ量で学習できるようになった。ヒトの脳に似るんだ。(中略) どんなにエネルギー効率が良くとも、そんなヒトの脳みたいに、思い込みや偏見に満ちてでいたら、実用レベルでは使い物にならない。
ヒトのような人工知能は求められているものではないわけですね。
興味深いのは、ヒトの脳は思い込みで記憶を入れかえることができることです。人工知能にはできないということですね
もう一つヒトの思い込みが現れる例を紹介しているので、
スーパーにヘルシーなひき肉を買いに行った。すると、2種類のひき肉が売られている
一方は「脂身25%」、他方は「赤身75%」と表示がある。みんな、どっちを買う?
ー両者のラベルは同じことを言っているのだけれど、実際に売れるのは「赤身75%」だ
同じ対象であっても、どんなフレームを通して眺めるかで、すっかり印象が変わってしまう
フェルデンクライスのATMレッスンでも、例えば骨盤の右側を持ち上げる時、右骨盤を持ち上げることを意識する、右足を床に押すことを意識する、左骨盤を床に押すことを意識するというように
一つの動きを意識することを変えると動きは違って感られるし、選択肢の幅も増えることになる
このように一つ一つの動きをどのようなフレームで見るかで、動きの印象は変り、レッスン後、自分の思い込みに変化を感じたりする
FIレッスンならば、骨盤を動かす時、私たちプラクティショナーは骨盤と背骨、骨盤と股関節、骨盤と肋骨に手を置いてお互いの関係性を見て、手で触れることでその人が自分の身体の感覚をより感じてもらうようにします
フェルデンクライスのレッスンで動きを行うことで、いつも自分が思い込んでいるものから、どのように違う目で自分を見るかを体験することができます
ヒトの特徴である「思い込み」は、自分を知ることができ、もっと学ぶことができるようですね。
本のタイトルの「夢を叶えるために脳はある」ことにもつながると思います
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