呼吸はあなたの脳か知性のようなもの　～サノケイコreport～

プラクティショナーが、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。第87号ー2024年5月・6月はサノケイコがお届けします。

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呼吸のレッスンの中で、モシェの言葉が興味深いのでご紹介したいと思います。

もしその人が自分が何をやっているか？に気づけば、自然と彼にとってベストと感じられることを得る。身体にはほぼ正しい動きが自然と保存されている。一度学んでしまった悪い習慣を取り除くのはとても難しい。そしてそのことによるダメージは受け取る利益よりはるかに大きい。呼吸の訓練の利益は吐く息に注意する時に生じます。

呼吸はあなたの脳か知性のようなものです。生活全体を通じて働いて、あなたの行動に適応しなければなりません。ある決まった文章がすべて当てはまるということが言えないのとまったく同じように、ある一つの方法でいつも呼吸することははできません。……中略……　ある時には良いことでも別の時には悪いことになり得るといことです。

皆さんはこれらの動きをやって、身体が感じて、識別して、必要に応じてその構成要素を使うことを学ぶことができます。身体が変わってより賢くなるのが分かると思います。状況に応じて必要な呼吸をし始めます。まるで身体の中に先生がいるかのようです。そしてその先生は「今はこうやって呼吸する必要があるよ」と言っています。皆さんの身体は自ずとこのことが分かります。

なぜならば身体は何が気持ち良くて、何が動悸を鎮めるかを感じるからです。

言い換えれば、身体は呼吸がしなければいけないことをやり始める

フェルデンクライスのレッスンでは、常に呼吸とかかわりがあることを感じることができるでしょう。

当り前に呼吸をしていますが、自分の呼吸が思っているより上手くできていなかったことを知ることに気づくチャンスに出会えるでしょう。

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