身体の気づきと向き合って

フェルデンクライス メソッドのレッスンを月一回参加して下さり、2年になる方です。
私自身もレッスンする喜びになったエピソードをご紹介します。

テーマは『やわらかい表情』でした。

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日常的に肩甲骨周りと肩のコリがひどく、お友達でフェルデンクライスをやっている方から「体の動きが楽になり、肩甲骨周りも柔らかくなり、そして気持ちもスッキリする」と聞いて興味を持ち、まずはやってみよう!と思ったのが参加のきっかけだそうです。

この日のテーマは『やわらかい表情』

主に顎の緊張をやわらげることが中心のレッスンで、体のつながりは感じながらも、大きな動きはあまりない内容でした。

そしてレッスン後・・・

「首と肩が楽になっていて、終わった時に目がパっと見開いた・・・視界が広がった感じがしました。不思議です。とても集中して出来ました。」

とても不思議そうにしながらも、体が楽になった変化を嬉しそうにしてらしたのが印象的でした。

約一週間後いただいたメールでは・・・

ほぼ毎日スキャンをして、そしてレッスン内容で記憶に残っている動きをやっているそうです。

「膝を立てて足裏を踏む動き、初めは骨が大きく動きますが、何回かすると骨の動きが小さくなっているようです。

腰の反り具合も小さくなり、床に横たわった時の身体が地面につく面積が大きくなっています。

また、首がぐるりと1周まわるようになりました。フェルデンクライスを続けて少しずつ自分の身体の気づきに向き合っていきたいと思います。」

 その数日後にもご自身の動きの変化をお伝えいただきました。

「スキャンをしていた時に動かす順番を変えてみたら、首の動く範囲が広がっていました。新たな発見です。それまでは首が左側にあまり動かなかったので、頭の形がいびつ(たんこぶがあって)なのかな、と思っていました。

左の腕や肩甲骨もぐるぐると、動いているのを実感しています。

(小学生の時に左肩の骨折でコルセットをしていた為に肩こりが酷く、中学生の時に交通事故でムチウチ症になってしまい、左側の首と肩があまり動かなかったのです。)

今までぐるぐると回らなかったので、本当に驚いています。

これからも色々な動きを学んで、身体の気づきと向き合っていきたいです。」

 まさに動きを通しての気づきによってボディイメージが変化したのでしょう。

自身の体の発する声に耳を傾け、注意を向けることで得られる気づき。それによっておきる変化は人それぞれです。安全な環境の中で快適に、そして興味を持って行うことで、楽に動ける道筋を自身が見つけ出した喜び、思い出した喜びが更に学びを楽しくさせる原動力となり、動きは向上し続ける。お伝えいただいた感想から改めて感じました。

そして頑張らず、無理せず、自分にとっての快適な動きを見つけてゆく、このメソッドは年齢や運動経験に関係なくどなたでもできることから、次の回にはお母様もご一緒に参加いただきました。

お二人共、肩の力がストンと抜けて柔らかな表情で帰っていかれたのが印象的でした。

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プラクティショナー  相良 りえ

2014-09-02 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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