睡眠の大切さ ~サノ ケイコreport~

 

4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。

第59号-2021年6月はサノ ケイコからお届けいたします。2021年7月はツダ ユキコです。

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歳を重ねてくるといろいろな経験は増えるが、同時に以前簡単にできていた自分と今できなくなった自分とを比べて、情けないなどと思って自己否定してしまう。

私がダンサーの時にはいつも誰かと比較して彼女より下手だとか上達できていない、もっと頑張らければいけないと思っていた。自分を否定しながら上達させることはとても難しく辛いことだったなと思う。

先日「ヒューマニエンス」というテレビ番組で眠りについての内容を見て、とても興味深かったのでちょっと紹介しようと思う。

レム睡眠ノンレム睡眠の事について上田泰己先生という方ががわかりやすく説明してくれていた。

それによるとレム睡眠の時は、浅い眠りとされているが体はほとんど動かず脳は覚醒している時と同じ活動状態で活発。

ずつまり、脳の細胞のいろいろな部分がしゃべってざわついているが、体は深く休んでいる状態にあり動かない。頭と体はより引き離されている状態。(ここまですでにビックリ!)

それに対してノンレム睡眠は深い眠りとされていてるが、寝返りをしたりして体を動かしている。

つまり脳は静まりかえったコンサートで皆同じハーモニーを奏でている状態。脳波はゆっくり大きくなるとより深い眠りになる。レム睡眠と違いは、脳も体も深い眠りに入っている状態。深い眠りの中にも浅くなる時に体を動かすらしい。(へえ~、脳と体は別々にも影響し合うことも両方やっているのか)

眠りのサイクルは、寝始めるとすぐにノンレム睡眠になり、その後脳がざわつくレム睡眠になり、これが交互に起こり、8時間でこのサイクルが4~5回起こるのがヒトの睡眠。

この2つの睡眠が交互に起こることが重要で、レム睡眠を十分にとるとより質のよいノンレム睡眠が起こることがわかってきた。(どちらもお互いに作用しているんですね)

レム睡眠の間では、記憶の重要なものを選んだり、増幅したりし、重要でないものは消している。

ノンレム睡眠の時には脳が休んでいると思いきや、神経細胞と神経細胞の間でシナプスを新しく作る作業をしている。新たな道路を開通させているようなもの。

そして、レム睡眠の時にその開通したシナプス(道路)をより強くしたり、いらなくなった古いシナプス(道路)を壊したりする作業をしている。

このように睡眠で起きていることが、進化と関係していると上田泰己先生は考えている。

「進化の自然選択は変異が生まれて環境で選択されるというもの。」という定義がある。

ノンレム睡眠で新たに作られたシナプス(道路)が新しく作られ、

レム睡眠で環境に合わせて情報を流してその道路を壊したり、補強したりしているこのよう状態は、進化の自然選択と似ている。

だから、寝ている間にこの進化の自然選択が毎晩4~5回脳で起こっているのではないかと考えているそうだ。これはすごいことのようだ。(なんか知らない所で壮大なことが起きているということか)

フェルデンクライスのレッスンの後、すぐに何かせずにしばらく歩いたりして、今感じている感覚を味わうとそれが長続きすると言われている。

FIレッスンを何度か受けていて、朝起きるときすっと起きることができるようになったとコメントしてくださった方がいました。

もしかするとレッスンで感じた感覚を十分に味わった経験が、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルの中で先ほどの進化の自然選択が行われていると考えることができるかも。

年を重ねるとできなくなることがあるが、眠っている間にこのような進化の自然選択が行われているのなら、

睡眠を大切することで、誰もがもっている能力をより良く使うことができるとしたら、

どのような状況でも自分のやりたいことができるようになると思えるのではないだろうか。

もっと自分を信じてもいいと思えます。

この他、レム睡眠中に見ている夢についても説明していて興味深いです。機会があればご覧ください。

参照;NHKBSプレミアム「ヒューマニエン」40億年のたくらみー「“睡眠” ヒトは眠りで進化した?」

 

サノ ケイコ

 

2021-06-30 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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