力を抜くこと ~サノ ケイコreport~
4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。
第57号-2021年4月はサノ ケイコからお届けいたします。2021年5月は佐藤 英行です。
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「力を抜くことができない。どのように力を抜けばよいのか?」について、
どのようにできるかを考え続けています。
私たちプラクティショナーは、モシェが書いたり言ったりした本を翻訳し、
レッスンの中の動きから、または本からも学んでいます。
モシェが考えていることを理解することは、とても難しく、
仲間同士話し合いながらどういうことなのかを考えています。
「力を抜くこと」に関してモシェによれば、
骨格を認識することが高まると、同時に起きる筋肉の緊張は減る
と言っています。
私たちは当たり前のように何も気にすることなく、立っています。
バランスがいつも同じ足の方に乗っていたり。
骨盤より前にあったり、骨格で立つことをしていなければ、
いつもどこかで必要以上に力を使うことが当たり前になってしまいます。
そして、その余分な筋肉がいつも働いていることにさえ気づかなくなります。
骨格で立つ感覚を捉えることができれば、疲れず、必要な筋肉が最小限の力で働いてくれます。
そうすれば、自分の中からもっと活力を感じるのではないかと想像できます。
筋肉トレーニングによって筋肉を強くして自分自身をサポートするのとは違うやり方です。
自分自身をもっと楽に身体の中から動く感覚を養うことが必要になるのではないでしょうか。
もしパフォーマンスをもっとよくしたい、スキルアップしたいと思うのなら、
自分自身についてもっとよく知ることが改善することにつながると考えます。
レッスンで動きを通して、自分自身に注意をむける体験してみてください。
プラクティショナー サノケイコ
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