全体で動く ~サノケイコからreport~

4人のプラクティショナーが 、月ごとに自分の感じていることやお知らせしたい情報などフェルデンクライスに関することを皆様にお届けしています。

第53号-2020年12月はサノ ケイコからお届けいたします。2021年1月は佐藤 英行です。

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新聞の記事で興味深いものがあったので、ご紹介します。

トップレベルの男子体操選手は運動機能や空間認識などに関わる脳の領域が有意に大きいことが順天堂大などの研究でわかった。

優れた筋肉や柔軟性、バランス感覚が求められるトレーニング歴10~15年の体操選手の脳がどうなっているのかを調べた。

脳は目や皮膚で捉えた情報を処理し、運動と結びつけている。

神経細胞は表面の皮膚に集まり、場所ごとに役割が違う。

MRIで脳の3次元画像を撮り、34領域の皮膚の量を同年代の一般男性10人に比べると、運動機能に関する領域(中心前回)や空間認識や視覚に関する領域(中側頭回)など5か所がおおむね1割ほど大きかった。

この5領域の皮膚の量が競技力と関係するかを調べると

鉄棒、床など6種目で得た最高点の平均が高い選手ほど、空間認識、感覚情報の統合などに関わる領域(下頭頂小葉)と、次の行動への切り替えなどに関わる領域(吻側中前頭回)の量が多い傾向があった。

「選手は、吊り輪や鉄棒などを見て瞬時に体の状態を決める。体を動かす前段階の情報処理の能力が実力差につながっている可能性がある」と教授は話す。

こうした脳の特徴は、生まれつきのものより、トレーニングの影響が大きいようだ。

このような研究からトレーニングによって自分の可能性は広がっていくと考えることができる。

のようなアスリートや演奏者などパフォーマーは、

脳が動きをコントロールしているだけではなく、

体の方が自然に動きを導いていくことが優先される感覚もあると思います。

動きを行う時に、いつも全体のことを考えます。

全体は体だけ、動きだけ、感覚だけ、思考だけ、脳だけでなく

まるごと全部を含んでいます。

そのことを意識していることがすべての源になるでしょう。

動きを通してこのようなことをレッスンの中で学ぶことができます。

 

サノケイコ

 

2020-12-31 | Posted in FK Tokyo 通信, ReportComments Closed 

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