感じとり、行動し、考えることを同時に行う
2月のレッスンで感じたこと
「かがむ・伸びる」という共通のテーマで様々なレッスンを行って、レッスン毎に受けてくださったからの感想も様々でした。
自分が何をどのようにやっているかに注意を向けていくと、初めははっきりしなかった部分や
関係性の変化を感じたり、左右差をあまり感じなくなったりと感じた方が多かったようです。
レッスンの最後に歩いてもらったり、立った時の感覚など日常の動きにどのような感覚をもたらすかに私自身興味があるので、日常の動きをやってもらうことが多いのです。
あるレッスンの最後に椅子に座っている所から立ち上がるという動きで、今までとの違いを体験してもらいました。
今まで座るときのことなど考えていなくて、ドスンと座っていたが、
骨盤と股関節に注意を向けてやってみると、全然違う感覚。
いつものやり方とは、違うやり方で椅子に座り、立ちがる経験をしました。
注意を別のところの向けてやれば、更に違うやり方で行うことになるでしょう。
機械は、同じやり方を何度でも正確にやることが得意です。
私たち人間は、同じことをいろいろなやり方で行うことができ、
動きの限界を遠ざけることができます。
モシェの「心をひらく体のレッスン」から
「感じとり、行動し、考えることを同時に行えば、わずか十分間で100%学び取ることができます。
私が言うような学び方をすれば、歳をとり、経験を積み、賢くなればなるだけ学び方も早くなるものです。
たとえリューマチや心臓病といった症状があるとしても、そんなことは関係ありません。」
フェルデンクライス メソッドを続けて来ていると、気づきが早くなり、また感受性も高まります。
心臓病を持っている方も、実際レッスンを続けていますが、
家事仕事が気づいたらホントに楽になって、
前は辛かったのが、今は嫌な気持ちにならなくなったと感じるようになりました。
動きが変化すると、気持ちまで変わるのですね。
プラクティショナー サノケイコ