慣れ親しんだ姿勢や動きのパターンなどの変化は

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「伸ばす手を見て骨盤を持ち上げる」のレッスンで感じたこと

骨盤を床から持ち上げる動きが、軽く楽になると、上を見あげたり、下をのぞき込んだり、立った時の姿勢や歩く時にどのような違いを感じるかを試してみました。

受けて頂いた方から

呼吸が楽になって、立った時の姿勢が違う

歩く時に脚がでやすく、安定感がある

立った時の視線が全然違って、目が水平線を見ているかのよう

左右への体重の移動がやりすくなった

初めに骨盤を持ち上げているときに、背中が板のようにまっすぐで骨盤を上げるのが辛かったが、最後に骨盤を上げた時に前よりも背骨一つ一つが少しずつだが動き始めているのを感じた

レッスンを通して一人一人が自分自身で感じたことは、本当にどれも最初の兆しをすばやく感じ取っていました。

 

モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」から以前にも紹介しましたが、自分を改善する手段になぜ運動を使うかについて。

「中枢神経系に生じていることに気づくのは、

姿勢、体の安定感、態度に起こった変化に気がついたときであり、

そういう変化は筋肉に生じた変化よりも感じ取りやすいのである。」

 

少し分かりにくいかもしれませんが、もう一つ

「どれかひとつの統合パターンの中に運動皮質の決定的な変化が生じると

全体のつながりが壊され、

その結果、思考や感情はできあいの紋切り型のパターンに固執することができなくなるのだ。

(中略) ・・・・・思考や感情を意識に伝える筋肉の部分がすでに変化し、

もはや今までになじんでいたパターンを表現しなくなっているからである。

習慣はその主要な支えである筋肉という味方を失い、

はるかに変化を受け入れやすい状態になっているのだ。」

 

よくトレーニングの時に、分析しないで、自分の内部で感じた変化を十分に味わいなさいと言われたことを思い出します。

 

プラクティショナー サノケイコ

 

 

2016-09-30 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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