力を少なくすれば、より繊細に力を感じられる

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「手の指と目の意識」のレッスンで感じたこと

手の指を丁寧に触れていき、片方の手が楽になったところで、左の手で空のペットボトルを持った時と右の手で持った時との重さの違いを感じてみました。

その違いの感じ方は様々でした。

受けたからからは

片側の腕全体が軽く感じて、軽さを感じる

反対の腕の方が重く感じ、そちらでペットボトルを持った時に軽く感じた

片方は柔らかい感じで、反対側の腕は重く、ペットボトルを持つ前に力が入るので軽く感じる

楽に感じた手で持った方が、ペットボトルを重いと感じた

柔らかい方で持った時に手にペットボトルがぴったり吸い付くようについていて軽く感じた

手の指を探索して、手・腕全体の柔らかさや力が抜けている方の手で持った時の方が、ペットボトルの重さや軽さを感じていた。

そして、手とペットボトルとの接地面にも違いを感じていた。

なぜ、力を減らした方が違いを感じやすくなるかを実感したのではないだろうか。

 

モシェのフェルデンクライス身体訓練法」から

「人間の感覚はそれを生み出す刺激と密接につながっており、刺戟が小さいほど識別力は細やかになる。」

 

このように本で読んで知識を得ることもできますが、

「われわれの学習能力は、体験の結果なじみ深くなる刺激に対し新しい反応を発展させることを含めて、人間固有の特質である。」

個人が体験するからこそ、私たちは学ぶことができる。やってみないとわからない。

プラクティショナー  サノケイコ

2016-09-22 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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