違い感じ取る能力を高めて、新たな脳マップをつくる
「腕の周りで円を描く」のレッスンで感じたこと
腕のまわりを頭で円を描く動きが、首の付け根や胸の上の方をどのように使うかを探索していきました。
受けてくださった方から
座った時に坐骨が、はっきりしている
立つと安定感があり、どっしりしている
頭の動きをやっていたのに、骨盤や脚に変化が起こるのが不思議
難しいと思わる動きほど、動きを小さくし、その過程を繊細に感じた方が、自分に何かを教えてくれるのですね。
モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」より、以前にも紹介したかもしれませんが、違いを感じとることについて。
このことは最近出版された「脳はいかに治癒をもたらすか」ノーマン・ドイジ著の中でも紹介されています。興味があれば是非読んでみてください。
「以下の練習は、動きの努力ができるだけ少なくてすむようにつくられている。
細かい力の変化をつかむためには、力そのものがまず小さくてはならない。
動きのコントロールを改善して、より繊細なものにすることは、感受性を強め、
差異を感じ取る能力を高めることによってしか実現できない。」
違いを感じるとり、動きの変化に気づくようにすれば、今まで使われずにいた脳の部分は次第に使われ、新たな脳マップができるようだ。
プラクティショナー サノケイコ