意志力ではなく、能力を改善する努力を

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「床を使って動くシリーズ」とぶ

「手・腕と胸との関わり」のレッスンで感じたこと

 

このレッスンでは、手や腕の力を減らし、お互いの手がいつも柔らかな状態で、動きは可逆性があるように行っていきました。

 

受けて頂いた方からは

同じ動きでも注意の向け方で感じるものが違っていた。左右の違いも感じられた

脳と関係しているのではと思えた。体自体は衰えるが、脳は衰えないなら、自分のようなものでもまだまだ、これからが楽しみ。(70代の女性)

肩甲骨と肘、鎖骨の動きが少し分かった気がする

 

小さい頃に遊び(縄跳び、鉄棒、石けり、鬼ごっこ)の中で自然に、歩く、走る、とぶなどの動きを学んできたはず。

ところが次第に年を重ねるにつれ、無理だと諦めるのか階段を飛び降りるとか飛び上がるなんてことは次第にしなくなってしまう。

 

モシェの「フェルデンクライス身体訓練法」より

「たやすくて楽しい活動のみが、人間の日常生活の一部となり、いかなる場合にも役に立つものとなるからである。

実行するのが苦しい行動、そのために自分の内部の抵抗を無理矢理克服しなければならないような行動は、自分の日常生活の一部とは決してならない。

年をとるにつれ、そういう行動を行う能力はすっかり失われてしまうだろう。」

 

年を重ねると難しいと感じることが増えてくるが、意志の力でなく、能力を改善する方に努力をすれば、年齢に関係なく動きは改善できる。

脳が変化し続けることができるなら、どのように能力を改善すればいいか試してみるチャンスがあるとは有り難い。

 

プラクティショナー  サノケイコ

 

 

 

 

 

2016-07-22 | Posted in FK Tokyo 通信, VoiceComments Closed 

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